施設を退職する理由
これから介護の現場で働こうとしている人なら、施設を退職しようとしている人たちの意見も聞いておきたいところです。なぜ仕事を辞めることになったのかを知ることで、長く介護の現場で働くためのヒントとして役立ちます。
介護の仕事を辞めることになる理由の一つには、家庭的な理由があります。子供や両親の世話、配偶者の転勤など、家庭の事情により職場を離れるといったケースです。また、介護の分野でキャリアアップのため、職場を離れる場合もあります。次のステップへと進むために、これまで働いてきた施設から、新たな職場へと転職するのです。上記のような退職理由は介護という仕事だから辞めた訳ではなく、基本的にどんな職でもありえることです。
特に知っておくべきなのは、介護施設で働き続けられなくなって退職する場合。退職理由として多く挙げられるのが、職場での人間関係。介護の現場では、スタッフ間の連携が大事です。しかし何らかのきっかけにより職場の人間関係に溝が問題が生じると、うまく介護の役割が果たせません。無理に働き続けるよりは、転職したほうが良い結果がもたらされることも少なくないでしょう。また、同僚との関わりだけでなく、自分勝手な利用者たちと折り合いがつかずに辞めてしまう場合もあるようです。
また、体の事情により、仕事を辞めるケースについても把握しておくことが必要です。力仕事が多い介護業務では、腰などを痛めてしまう恐れがあります。一度体が不自由になってしまえば、介護スタッフとしての仕事がこなせません。そのため介護業務を始める前には、ストレッチなど準備運動が欠かせません。また、体に負担をかけない介護のテクニックを身につけるのが、介護施設で長く働き続けるコツです。
介護で働く大変さを知った上で、本当に活躍できる覚悟があるかどうかを再度確認してみましょう。ぜひこちらも参考にしてみてください⇒『介護施設労働者の苦労』